リーダーになる

2008/11/17 香月 秀文

アメリカの新しいリーダーがオバマ氏に決まりましたがリーダーとは何かを考えてみたいと思います
ウォレン・ベニスはリーダーシップ論の世界的権威ですがリーダーのことを次のように表現しています。
・人間はリーダーに生まれつくのではなく、リーダーになる
・外的な手段によってではなく、自分の力で
・リーダーは最初からリーダーを目指しているのではなく、自分を思う存分表現する過程でリーダーになる
・リーダーの最も重要な資質は誠実さ
・組織はコミュニティであり、俊敏で柔軟な有機体

そこでリーダーに必要なスキルは
・VISION
・人々をまとめる能力
・高潔さ
・キュレーターやコーチとしての能力・有能な人物を見抜く目
・正しい選択肢を選び出す能力

変革のときのリーダーはどこから生まれるかというとEdge(はずれ)と言われています。ローマ帝国を滅ぼしたのも辺境の民族ですし最高のCEOといわれたタケダの武田会長も落ちこぼれと言われていました。松下改革の中村社長も主流派からではないようです。
したがって最先端ということになると

Cutting Edge
The newest,most advanced stage in the development of something
となります。
オバマ氏の勝利もまたセオリーどおりのようです。
その人本来の資質に試練が加わることによってリーダーシップは磨かれ新しいスキルがもたらされる。
試練を通して鍛えられたリーダーはどんなに過酷な状況におかれても楽観性を失わずチャレンジ精神はいよいよ旺盛になる。
希望を捨てず困難にあっても屈することはない。
日本の次世代のリーダーはどこから出てくるか想像してみると面白いかもしれません