網棚に注意!

2017/02/19 中西 全二

 とある日の朝の通勤時の出来事であった。

地下鉄の座席に座っていると、網棚からカバンが私の左腕に落ちてきた。かなり痛かったが、持ち主が、軽く「すみません」とつぶやいたので、私は何も言わずに我慢した。おそらくカバンには重いパソコンが入っていたようである。その日は一日中、左腕が痛かった!そして、その日は「私の星座占いは最悪」という日であった。

さて、プロジェクトマネジメント的コメントをしよう。
(トンカチを持った子供はどこでもトンカチを使いたがるものである)

<1>リスクマネジメント
目の前に立っているカバンの持ち主がカバンを網棚に置くときは、「奥の方まで入れてカバンが落下しないようにしてくださいね!」と笑顔でアドバイスする。さらに、カバンの落下に備えて、自分の腕は引いておく。
予防対策&発生時対策である!

<2>コンフリクトマネジメント
私は日本流の対応をした。つまり何も言わずに我慢した。・・・回避
欧米流(?)の「腕が痛いので、念のために医者に行くので、あなたの名刺をください」という対応はできなかった。・・・対峙
プロジェクトマネジメントのトレーニングでは、回避ではなく対峙をするように説明しているにもかかわらず。

これは日本の朝の通勤時のよくある出来事であり、プロジェクトの現場ではないと自分に言い聞かせた。