プロジェクトマネジメントを効果的に進めるにあたって、ＰＭＢＯＫはあまり役に立たないという方がまだまだ多い。その理由の大半は、「一般論であって具体的でない」というものである。だが、元々、自分の現場にぴったりの具体的な事例を探すことのほうが難しいと思う。

したがって、
①いかに自分の事例を抽象化（一般化）し、
②それに当てはまるＰＭＢＯＫによる一般解の知識を選択し、
③具体化し適用する
ことが肝要である。

そういえば、中学校で習う数学も、まず公式を覚え、具体的な問題にそれを適用して、解を導いている。数学が苦手な学生のパターンはつぎのようだった気がする。
・そもそも公式を理解し覚えていない
・どの公式を適用すればよいか見当がつかない
・公式は適用できたが、計算ミスをする
・誤答のときは答えを見て暗記する

プロジェクトマネジメントの現場では上記パターンが存在しなければ良いのだが・・・
ちなみに私は中高校時代は図形の「補助線をひく」というのが、大の苦手であった。