大掃除、スコープは?

2016/12/26 中 憲治

先日、妻が予定していた計画が流れた日、突然今日予定があるのか、特にないなら、大掃除をしようと提案(指示!)してきた。当然の流れとして、私の意向とは関係なく、その日は年末大掃除の日となった。
大掃除となれば、例年、窓や網戸を洗い流すことも行っているため、網戸は 9 月に家の外壁塗り替えを行った時に張替えを行っておりこれは除外項目となるな、でも窓は洗うのだろうと考え「窓も洗うのだよね!?」と尋ねると、「なんで?最近やったばかりじゃない、必要ないわ!」との返事。記憶を思い起こしてみると、外壁塗り替えの後、あまりに窓ガラスが汚いので、一気に洗い流してことを思い出した。だとすると大掃除とは何をスコープにするのかな?と思い、「何するの?」と質問すると、「フローリング床のワックス掛けに決まっているでしょう。長い間行っていないのだから!」との回答。だったら、最初から今日は大掃除でフローリング床のワックス掛けをおこなう。1Fだけでなく2Fも行うよ!」と言ってもらえれば、「あれもやるのか、これもやるのかと思い悩むこともないのに!」と胸の内でつぶやくことになる。その後も、ワックス掛けを行うためには、カーペットやソファーを部屋の外に移動してしまわなければ、何処に移動させるかな?と考えていると、「ソファーは移動させないでやるの!」との指令。どうやるのかなと観察していると、「何故手伝わない!カーペットは外に出して!と矢継ぎ早に指令が下る。カーペットを部屋の外に出すためには、外に置く場所もなく、結局、ブルーシートを庭に敷き、その上に置くことにしたが、それならばソファーもそこに出した方が圧倒的に効率が良いのにと思い、提案すると「それなら、やって!」。その後は作業は順調に進んだ。年末大掃除プロジェクトにおいても、最初にスコープを明確にし、その為に必要な作業を洗い出し、作業手順を決めることがいかに重要かはわかっていたが、それを相手に理解させることの重要さと、困難さを味わった1日だった。