人芯経営論 ・・・お正月の過ごし方

2014/01/22 浅見 淳一

改めまして、新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
今日は 1 月 22 日、あっという間に 1 年の 1/18 分が過ぎてしまいました。1 月 6 日から仕事をスタートしている人も多そうです。ダラダラしていて「いつまで正月気分でいるんだ」と親や上司から怒られた経験のある人はいると思います(多分僕だけでなく)。「正月」とは、いつまでをイメージいるのでしょうか。一般的には、七草粥を食べる 1 月 7 日までのような気がします。 ウィキペディアで調べると、「元来、お正月とは旧暦の1月の別名で、改暦後は新暦1月を意味することもある。現在は三が日、または松の内と混同して使用することが多いが、1 月 31 日までが正月である。」とあります。だとすると、 先ほどの問いには「1 月 31 日」と答えても、あながち間違いではないと思います。もっともそういうことが言いたかったわけではないので、かえって火に油を注ぐだけなのでお勧めできる答えではありませんが。
そんなわけで、今月は、まだ少しお正月気分を引きずって。

<余談 1>
年末に近所の別の銭湯に行きました。そこはサウナ付きです。450 円+サウナは 200 円。一年の疲れを取るためにちょっと贅沢しました。サウナ使うのは僕だけ、セレブ気分です。職人の親方風の人が二人で話していました。「若い奴に正月どうするかって聞いたら、お金もないし家でのんびりするって言ってんだよ」 「おれっちの若いころは、飲み打つに給料を全部使っちまったもんだ(買うは言っていませんでした?)」「給料もらった翌日には、一銭もない月もあったよ」と、まるでリアル落語のような自慢話をしていました。

<余談 2>
1 月 1 日の映画の日は、「永遠のゼロ」を観ました。久しぶりに涙しました。大ヒットしているだけあり、私の周りの見ている率は 75%です。「命を懸けて守ろうとしてくれたものを、ちゃんと引き継げているのか?責務を果たせているのか?」答えられない自問自答が、ループのように時々意識の中を駆け巡ります。話すと同じことを感じている人がいました。

<余談 3>
新春気分を味わいたくて、初春大歌舞伎を観に行きました。11 時~16 時で一番安い席が 4000 円です。結構お得感あります。歌舞伎初心者なので、音声ガイド借りました。700 円。借りてよかったです。色々と解説してくれて分かり易かったです。楽しめました。四演目で一つは忠臣蔵の「松浦の太鼓」でした。講談でも聞いたことがあります。僕たちは「古典」として観ますが、江戸の当時の人たちにとっては現代劇です。当時の話し方や風俗や文化や価値観が色強く残っているはずです。

時は元禄の文化が華やかな頃の 1703 年 12 月 14 日、時代の風俗が華美に流れて、武士の忠義の気質も失われてしまっていると思われていた時に、当時の人々は「赤穂浪士に主君の仇を取ってほしい」と期待していたことが歌舞伎を観ると分かります。世間の雰囲気が赤穂浪士の背中を押しました。だから「仇討」の後、「あっぱれ」との評価になりました。
音声ガイドで、12 月 14 日は旧暦で、新暦だと 1 月 30 日になり、そのため雪も降りましたと解説してくれていました。また、何か見に行きます。

<余談 4>
12 月 9 日に、「プロジェクトマネジメント理論編」の第二版が出版されたはずなのですが、アマゾンを検索して
みたら新版が買えません。中古だけ出ていました。それもなんと値段が2,822円。定価が935円の本ですよ。
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ。どうなっているの。「出たばかりでいきなり廃版」「僕の本が投資対象」意味が分か
りません。
昨日は東京駅のお客様と打ち合わせがあったため、前版をいつも平積みしてくれていた書店 2 店を見に行
きましたが、影も形もありません。出版社からは何も聞いていないし。今度確認してみようかなと、不安な面
持ちです。(まずいことは書いていないはずだけれど)

<余談 5>
一年のスタートの月なので、坂村真民さんの詩の一節を。坂村さんの詩は、日本で一番、歌碑になっているそうです。しかもダントツで。

「二度とない人生だから」
二度とない人生だから
一輪の花にも
無限り愛を
そそいでゆこう
一羽の鳥の声にも
無心の耳を
かたむけてゆこう

※ 今年が皆様にとっても、素晴らしい年になることを、心よりお祈りいたします。