プレゼンテーションのコツ その2

2009/01/27 村松 かすみ

プレゼンテーションには、4 つの分野のスキルが必要です。
4 つの分野のスキルというのは、
1、「個性(Personality)」
2、「計画(Program)」
3、「デザイン(Design)」
4、「発表(Delivery)」
です。

「個性」は、話し方についてです。
人前で話をする時の言葉の使い方、声の出し方、ジェスチャー、アイ・コンタクトなどです。
「計画」は、伝いえたい内容の構成です。

「デザイン」は、スライド化です。
構成で出来上がった内容をいかにわかりやすく、スライド作成するかです。色の使い方、イメージの効果的な配置、グラフの見せ方、アニメーションの設定などです。

「発表」は、視覚物を使って伝える技術です。
スライドの説明方法、棒ポインター、レーバーポインターの使い方などです。

今回は、
「個性」:『話し方のガイドライン』の中から1つご紹介いたします。

プレゼンテーションでは、簡単でわかりやすい「日常語」を使います。
日常語というのは、
「わたくし」ではなくて「私(わたし)」
「さくじつ」ではなくて「昨日(きのう)」
「みょうごにち」ではなくて「明後日(あさって)」
書き言葉ではなく、話し言葉のことです。

そして、丁寧語、尊敬語、謙譲語をプレゼンテーションの時にだけ使うのではなく、普段使っている言葉を使うということです。ビジネス・プレゼンテーションでは、アナウンサーのように正しい日本語を使いこなすことを求められてはいません(もちろん、正しい言葉を使うにこしたことはありませんが)。
それよりも、自分が普段使っている言葉(日常語)を使う方が、プレゼンターの伝えようとする気持ちが聴衆に届きます。