プレゼンテーションのコツ その14

2010/10/15 村松 かすみ

『あがりとの付き合い方を学ぶ③ お腹にある口で話す』についてご紹介します。
緊張すると声がうわずってしまうことはありませんか?

プレゼンで声を出す時は、「お腹にある口が話す」と思って声を出すようにしてください。
緊張すると意識が上昇し、頭に血が昇っていきます。

「お腹にある口が話す」と思うと、意識は“お腹”にいきますので緊張度も下がります。
「緊張するな」「落ち着け」「大丈夫」「冷静に」……と、頭で考えても緊張は下がりません。
あなたの過去の経験や思考(考え方)から作り出された、“プレゼン=苦手”というものを瞬時に変えることは難しいということです。

また、体の内部にあらわれるドキドキ感もそうです。
緊張すると鼓動が早まります。
呼吸は浅くなり、深呼吸してもなんだか息苦しさを感じるものです。
この状態をコントロールすることも、日頃メンタルトレーニングなどで実践されていれば別ですが、一般的には難しいものです。
緊張を抑えようと緊張に意識を向けると、かえって緊張度は上がります。
お腹に口があるイメージを膨らませることで、緊張している自分の内部に意識がいかないようにする。ここがポイントです。
さらに“お腹に口があると思って、声を出すようにしてください”というのは、誰でも実践できるカンタンな方法です。
緊張度が下がりますし、声を発することも楽になります。
結果として、聞き手にとっても聞きやすい声になります。
「お腹にある口が話す」あなたも実践してみませんか?