プレゼンテーションのコツ その6

2009/05/20 村松 かすみ

第6回目は、『声の高低を調整する』ということです。
緊張すると声が上ずると言いますが、大勢の前であれば声も大きく出さなければいけませんから、余計に声も高くなりがちです。これは聴衆からすると、自分達に語りかけてくれるというよりは、聴衆の頭の上を言葉が通り過ぎているような状態です。
男性の場合、普段よりも半音下げる、女性の場合は、一音下げることを意識されるといいでしょう。普段会話をしている時には喉から声が出ていますが、イメージとして、それを胸のあたり、さらにお腹のあたりに口があると思って、声を出すことを意識します。腹式呼吸ができているかどうかは問題ではありません。それよりもイメージすることで、声の高さを下げることを意識しましょう。(声の大きさを抑えるのではありません。)
緊張している時、緊張を抑えようと意識するのではなく、お腹から声を出すことに意識を向けてください。意識を“上”ではなく“下”に向けることで緊張の度合いも下がります。そして、それが感情のコントロールにつながります。