プレゼンテーションのコツ その4

2009/03/23 村松 かすみ

第4回目は、『意識的にメリハリをつける』ということです。
「時には大きな声で、時にはささやくように」メリハリをつけて話すことができれば、聴衆を引き込むプレゼンテーションができます。しかし、プロの語り手を目指すわけではありません。忙しい時間を削って練習するのですから、あくまでもビジネス・プレゼンテーションにおいて即実践できるものを取り入れましょう。
まず、プレゼン用に準備した原稿の中で、強調したい部分に印をつけます。次に自分のタイプを振り返ってください。
「君は声が大きいね」と言われる人は、原稿に印をつけた部分の手前では声を小さくし、協調したい部分では、いつも通りの大きな声で話します。
「声のことで特に言われることがない」という人は、印をつけた部分では、通常より大きな声で、強めに、ゆっくりと話すようにします。
聴衆は、プレゼンターの原稿(カンペ)を手に持って聞いているわけではありません。聴衆は、あなたの声の変化に気がついても原稿の印のことなんて考えもしないでしょう。プレゼンテーションに慣れるまでは、意識してメリハリをつけるために、印をつけるようにしましょう。
これを何度か行ううちに、自然に(無意識に)メリハリのある話し方ができるようになります。