ビジネスメールの書き方の基本について_その⑧

2015/01/15 村松 かすみ

●「相手からの返信を求める場合」

 メールを送って数日が過ぎても・・・相手からの返信が届かないことがあります。 相手がうっかりあなたからのメールを見落としている、仕事の優先順位の関係であなたへの返信が後回しになっている・・・ といったことがあるかもしれません。そんな時は、相手にあなたからのメールを意識してもらう必要があります。 ただ、気をつけておきたいのは、いきなり相手に詰め寄るような文章にならないようにすることです。

悪い例:メールで、研修プログラムのご提案を送付いたしました。まだ、ご連絡をいただいておりませんが、どのような状況でしょうか?

良い例:お忙しいところ、大変失礼いたします。1 月 15 日(木)に研修プログラムのご提案をお送りいたしましたが、ご確認いただけましたでしょうか?
1 月 28 日(水)には、実施についてのご判断をいただき、ご連絡を お願いいたします。
もし、届いていないようであれば、再送いたしますので、お手数ですが、
その旨、ご連絡いただけると助かります。

といった具合に、「相手が返信してこない」と決めつけずに、あなたからのメールを受信してもらえたかの確認をやんわりと伝え、 メールを意識してもらうことが大切です。さらに、必要があれば、返信が欲しい事柄についても簡潔に明記しておくことで、 返信をもらう際、あなたの欲しい情報が抜けもれなくもらいやすくなります。ビジネスメールですので、用件が確認できれば済むことです。 しかし、文字情報のやり取りの中にも、メールの送り手、受け手それぞれに、感情があります。常に相手への配慮を心掛けたメールを送りたいものです。