「型破り」と「形無し」

2016/11/20 中西 全二

 10 月 9 日の中嶋氏のコラム『知識体系と「守破離」』から思い出したことがある。

10 年ぐらい前に、ある歌舞伎役者が話していた内容である。

 歌舞伎は過去から伝統を継承していかなければならない。(守)
しかし、自分の代で、継承したものを乗り越え、さらなる独自の
ものを積み重ねていかなければ発展・成長はない。(破離)
そして、これを実現できる者が「型破り」といわれるのである。

確かに「型」という文字は、がっちりしており、それを破って
先に進むのは、並大抵のことではないと感じる。
人間は、長年かけて完成させた自分の型にしがみつく傾向がある。

ちなみに、しっかりした「型」もないままに、いろいろ変形させてしまうのは、
「形無し」になってしまうそうだ。
確かにこちらの「形」はすぐに崩れてしまいそうだ。

年末年始に時間を確保し、自分自身の「型」は何か?
そして、それを破ることにチャレンジしているのか?
振返ってみたい!