ヒーローインタビュー

2015/05/22 中西 全二

 ヒーローインタビューにおいて、よくあるセリフに以下のものがある。
「運が良かった・・・」
「まわりに恵まれた・・・」

私はこれらのセリフだけでは「何も語っていない」と感じている。
「運が良かった」 ← どのような運? なぜ?
「まわりに恵まれた」 ← まわりって誰? なぜ?

これらのセリフには情報量が少なく、何を言いたいのか、全く理解できない。
きちんと、具体的に表現できなければ、次につながらないのである。
きちんと勝因を分析すべきである。
そして、それらを組織のプロセス資産(教訓)として
組織内で具体的なレベルで共有していくことが肝要である。

まさか、プロジェクト終結時の「振り返り」が「まわりに恵まれた」とか
「運が良かった」というだけのセリフに終始していたとしたら、悲しい・・・

もうひとつ、有名なセリフを思い出した。
「全員が一丸となって、力を発揮したので結果が出た!」

そもそも、全員が目標を共有し、一丸となって、プロジェクトを
進めるのは、当たり前のことである。