人芯経営論 ・・・講談 (気分転換のすすめ)

2013/10/28 浅見 淳一

PMBOK 第 5 版(英語版)は 2012 年 12 月に発行されました。今年中には日本語版も発行されます。それに合わせて「プロジェクトマネジメント理論編」の改訂作業にしばらく追われていました。ようやく一段落しました。11 月末には出版できる予定です。

気分転換に、銀座のお江戸日本橋亭に「講談」を聴きに行きました。みなさんは講談を聴いたことはありますか?僕は、落語はたまに聴きに行ますが、講談は少し前に初めて友人に誘われて聴きにいきました。
一度、生で聴いてみてください。メチャクチャ楽しいですよ。落語との大きな違いは、リズムがあることです。張り扇で机をパンパンと叩いて大きな音を出します。動きも声も大きいです。ちょっとしたラップみたいです。若い人には合うような気がします。講談師が30 分ぐらい夢中で話してくれます。体力がかなり必要そうです。パワーがもらえて元気になります。活劇調の話や人情話もあって、笑いの中にもほろっとします。

講談をネットで調べたら、「起源は戦国時代であると言われているが、寄席演芸としての講談の原型は、江戸時代の大道芸に求めることができる。」とありますから、500 年以上の歴史があります。
ネットではさらに「落語界と比較して女性の進出がめざましく、講談協会・日本講談協会、いずれも男性より女性の協会員のほうが多い。特に若手の入門者は女性が圧倒的に多い」と書いてありました。確かに僕が行った時の「若葉会」は 8 人中、女性が 7 人でした。やはり華やかです。これも大切なポイントですね。
僕などは、一日中パソコンを見ていると、エネルギーが消耗するのを感じます。バーチャルでデジタルな世界から、リアルでアナログな世界に戻りたくなります。講談はエネルギー補給と気分転換にはお勧めです。