トンカチと釘

2018/08/20 中西 全二

「トンカチと釘」とは以下のような意味のことわざである。
英語の諺に 「If all you have is a hammer, Everything looks like a nail」 という言葉がある。
直訳は、「トンカチしか持っていなければ、そのひとにはすべてが釘のように見える」という意味である。
これは、特定の道具、方法、考え方、知識・経験しか持っていない(固執する)ことによって、何でも釘(問題の本質が見えなくなる)になってしまうという意味であると私は解釈している。

確かに、人間は、自分の知識・経験(特に成功体験)から物事を捉えがちである。その意味では正しいと思う。
しかしながら、「PMBOK(トンカチ)とプロジェクト(釘)」については、悪くないと感じている。
私の場合は、ビジネスのプロジェクトだけでなく、人生、教育、育児など、何でもかんでも、PMBOKを適用しようと考えているのである。それだけ、PMBOKは奥深いと認識している。

もしかすると、夏休みの宿題の読書感想文として、「PMBOKを読んで」を書いているひとがいるかもしれない!
私はPMBOKオタクではないので、百科事典を読んで感想文は書かないが・・・

【蛇足】
「トンカチ」とは「ハンマー」の古い(?)呼称である。
私は、「ドライバー」は「ねじ回し」、「テレビのチャンネルを変更する」ことを、「チャンネルを回す」と未だに言っている。既に死語になっているだろうが・・・