前にも書きましたが、私はテレビを観ません。でもたまにパソコンで YouTube は見ます。 特に TED は大好きです。知らなかった最新の知識を知ることもあれば、仕事に役立つ情報を得ることもあります。
最近、一番考えさせられたのは「1993 年、婚約中のビルとメリンダ・ゲイツはザンジバルの海岸を歩きながら、 マイクロソフト社から得た富を社会に確実に還元する方法について大胆な決断をしました。クリス・アンダーソンを交えたトークで、 ゲイツ夫妻が自身のビル&メリンダ・ゲイツ財団にまつわる活動、結婚生活、子供たち、失敗について、 そして富のほとんどを贈ることにどれほど満足しているかを語ります。」の話です。
http://newsbiz.yahoo.co.jp/ted/detail/1964
・正直、ビル・ゲイツには、あまり良いイメージを持っていませんでした。OS の独占的な状態を作り、 バージョンアップにより、古いOSをターミネイトしていくビジネスモデルは、僕には迷惑です。その理由は理解できます。 「消耗しないものは産業として大きくできない」本来は消耗しないソフトウェアを、古いものはサポートしないことで消耗品に変えました。 そういえば Win8 の評判がいま一なので Win9 の販売が噂されています。マスコミが作り上げているイメージも決して好意的なものではなく、その影響を強く受けていることも否定できません。(自分がなさけない)
今回、この映像を見て、大きくイメージが変わりました。噂ではなくて自分の目で見て判断することの重要性を再認識しました。 人としてのスケールの大きさや人間性のレベルの高さを強く感じました。・自分の築いた富のほとんどを慈善事業に寄付する。富は死んだあとまで持っていくことはできない。社会のために還元したい。・ビル・ゲイツには 3 人の子供がいます。子供たちが一生働かなくても贅沢ができる富を与えることはたやすいですが、 そのようなことは子供たちのためにならないとして、自立することを求めています。余談ですが、本当のお金持ちは、ブランドやキンキラキンに自分を飾りたる必要はない。地味な格好をしていても自信があると感じました。(多分それなりの洋服でしょうが)
「最後に残るものは得たものでなく、人に与えたものである」の格言や、聖書に「この世での報いを求めず、神の国に富を積みなさい」の言葉があります。やはり聖書に「あの貧しいやもめは、賽銭箱に投げ入れている人たちの中で、 だれよりもたくさん入れたのだ。みんなの者はありあまる中から投げ入れたが、あの婦人はその乏しい中から、あらゆる持ち物、その生活費全部を入れたからである」とあります。
私はビルゲイツの 100 億分の 1 もできませんが、ちょっといい人っぽく「自分は何ができるか」を考えてみようと思っています。