オレンジのランニングシューズ
新しいランニングシューズを買った。「リーボックZIGTECH」ソールがオレンジ色の兎に角目立つやつである。この一品は、「反則シューズ」とも呼ばれていると、店員さんのセールストークにあった。「このシューズを履けば、20秒/`速くなるのです。ですから大会によっては反則シューズとして使用禁止されているのです。」との説明だった。ソールの形状がユニークで、反発係数がいかにも高そうである。もっとも「反則シューズ」の命名はリーボックが考案したことで、「販促」と架けているようだ。「私は、スピードが速くなることは求めていない、長い時間走っても疲れにくいのがほしい」の求めに店員曰く、「実はこのシューズはLSD用に開発されたものなのです。ソールの反発係数が高いため足の疲労度が少なくて済むのです」とのたまった。LSDとはLong,Slow、Distanceの略で長く、ゆっくりと距離をできるだけ遠くまで走る練習法である(決して薬は使いません)。LSD向けに開発されたものなら私のスコープにぴったりだと、その一言で即購入を意志決定した。
靴を買う時も制約条件があり、制約条件の中にも優先順位がある。
今回の制約条件は、価格、スコープとしての品質と、新奇性の3つである。
価格は1万円以内、これは絶対条件とした。新奇性のあるものを選ぶならリスクも大きい、使ってみてダメなら早くあきらめられる価格であること。それが1万円以内の理由である。
実際、靴には当たり外れ(自分の足に合っているかどうか)がある。新奇性のものであれば特にそれが大きい。よって価格は優先順位1位。
品質は、ウルトラマラソンに使っても疲れにくい。この評価判定は難しいので優先順位は第3位とした。
新奇性については、目立つもの(デザイン、色が重要)、誰でもが履いているものではないもの、そして今までに履いていないもので気分を心機一転出来るもの。ランニングシューズは7年前に足の踵を怪我してから後は、ほとんどブルックスとニューバランスを使ってきた。7回忌を機に心機一転新しいものにチャレンジすることを重視し、優先順位2位とした。「リーボックZIGTECH」と決めたものの、一番悩んだのが色の決定だった。レッド、オレンジ、ブルー、グリーンの4色からどれを選ぶか、色に優先順位をつけることを考えていなく、かつまた優先順位の理由が考えられなくて悩んでしまう破目に陥った。
赤は還暦で使っており、アフター還暦にふさわしい明るい気持ちになる、その結果がオレンジとした。店員さんのトークは、「赤はどんなウエアーにでも合いますよ。」だった。
多くの人は、ランニングシューズの色の決定基準は、ウエアーと合うかどうかのようである。ちょっとした買い物でも、選択決定の評価基準と優先順位付けができていないと不必要に時間を使ってしまうことになりそうだ。もっとも妻によれば、買い物はあれこれ悩むのが楽しみなのだとか。それにつき合っている人のことも考える必要もあるのだけどなと、声には出せず心の中でつぶやいてみた。
プレゼンテーションのコツ その20
第20回目は、
『グラフで言いたいことを「強調(強化)」、「補足(理解を助ける)」する』についてご紹介します。
わかりやすいプレゼンテーションを目指すのであれば、あなたの説明とスライド内容が一致していることが大切です。当たり前のようですが、実際に多く見られるのが、
・「一生懸命説明をしてくれているのだけれど、どこを説明しているのか、わからない。」
・「重要なところが強調されていない。」
・「インパクトが弱い(覚えずらい)。」
・「情報量が多い」・・・等。
視覚に訴えるスライドを使っているのに、話しの内容を「強調(強化)」「補足(理解を助ける)」ことにうまく、活かしきれていないということです。特にグラフに関しては、数値的なことを視覚化していますので、うまく活用できれば、相手を説得するのではなく、納得させるプレゼンにできる重要な要素です。
あなたのプレゼンにおいて、相手に伝えたいことを「強調」「補足」するためのスライドを5つ紹介します。
@大きく表示する:情報量が多いパターンです。複数の内容が1枚のスライドに集約した結果、グラフがスライドの1/4くらいのスペースに表示されています。これでは、グラフの目盛は小さくて見えないし、相手は、あなたがグラフの解説をしていても、他に書いてある情報を読むことで、あなたの説明に意識を向けてもらいにくい状態を作り出していることになります。

A軸を太くする:メモリ軸の線を太くしてください。見易くなります。ちなみに、2.25ポイント以上にするようにされるといいでしょう。
Bメモリ文字を寝かせない:メモリ文字が横になってしまうと、相手は、実際に首を傾けないまでも、気持ちとしては、傾けて読み取ってくれます。相手に負担をかけないということです。メモリ軸は「テキストボックス」を使用しましょう。加工するのが簡単で、縦書き、横書き設定も楽にできます。

C強調したいところだけ色をつける:手間をかけずに、あなたの説明する部分が、明確になるように色をつけましょう。一般的に多いのは、すべてきれいに色をつけているパターンです。強調したいところと、そうでないところは、明確にすると、相手の印象にも残りやすくなります。

D強調の矢印や閾値の線を入れる:矢印を入れると、グラフの中で伝えたい、データから読み取って欲しい、特徴などが、誰でも理解できます。閾値を入れるのも簡単です。その値のところに、横線を太めに入れます。さらに、その閾値が意味するものがわかるように、グラフに色付けをすると、理解し易くなります。

学習性楽観主義
思わぬ困難や逆境に直面した人がそこを乗り切る力を「心の復元力」といいうが、今回は中でも重要なししつである「楽観主義」について、心理学の成果を見てみたい。
米国の心理学者M.セリグマンは犬を用いた実験で、無力感が学習により身につくことを発見した。一般に「学習性無力感」を呼ばれる。
犬を部屋に入れて電気ショックを与える。この場合、一方の部屋には押せば電気ショックが止められる装置があるが、他方の部屋にはその装置がなく、何をやっても止められない。すると、電気ショックが止められることを学んだ方の犬は、電気ショックを受けると積極的にボタンを押すようになった。もう一方の犬は、何をやっても電気ショックが止められないので、何の行動も起こさなくなり、電気ショックに甘んじるようになった。
次に、上の両方の犬を電気ショックが止められる部屋に移して実験を続けた。すると、自分の行動で電気ショックが止められることを学んだ方の犬は、積極的に電気ショックを回避する行動をとったが、もう一方の犬は何もしようとしなかった。ここから無力感が学習される(学習性無力感)ことが観察されたという。
これ発展させる形で生まれたのが、意欲や楽観j主義は学習により身につくという「学習性楽観主義」 (learned optimism) である。
まず、人を3つのグループに分ける。グループAの人は雑音を聞かされるが、それは目の前のボタンを押せば止められる。グループBの人も雑音を聞かされるが、それは何をやっても止められない。グループCの人は何も聞かされない。
翌日、それぞれのグループの人を雑音が聞こえる状態に置くが、それは手を30センチほど動かせば止められるものである。すると、グループAの人は雑音を止める方法に気づき、雑音を止めた。グループBの人のうち2/3は何もせず、も雑音を放置したが、1/3は無力感に陥らず、自ら行動して雑音を止めた。グループCの人は雑音を止める方法に気づき、雑音を止めた。
「何をやっても変わらない」「だれがやっても変わらない」などというコメントは、学習性無力感を表すものであとうが、一方、『そうではあるけど、上を向いて』(常盤新平氏の著書)とか、「にもかかわらす笑う」(ドイツの「ユーモア」の定義)という言葉を発する人の心には、学習性楽観主義があるのだろう。
以 上
オーバーブッキング と リスクリバーサル
オーバーブッキングとは、「航空機の座席やホテルの客室について、定員以上の予約を受け付けること」を意味している。取り消し客を見越して行われる。
最近は、外資系だけでなく日本の企業も行っているのが、現状である。
私はこの手法に対して否定的である。
なぜならば、リスクを企業が引き受けずに、顧客に転嫁しているからである。
オーバーブッキングにより、定員以上の予約実施が発生したら、どうなるかというと、定員超の部分の顧客を強制的にキャンセルさせることになる。
良心的な企業は、それなりの見返り(謝礼)を払って・・・
悪質な企業は、見返りすら払わずに、強制的にキャンセルさせる。
(そのチケットが元々キャンセル不可だったとしても)
これはリスクを顧客に強いている手法である。
それに対して、「リスクリバーサル」と呼ばれる手法も存在する。
リスクリバーサルとは、買い手にあったリスク全てを売り手が引き受ける手法である。
例えば、「使用してみて気に入らなければ、全額返金します」というものである。
私はこの手法に自分の商品に対する自信とプライドを感じる。
あなたは、「オーバーブッキング」派ですか?
それとも「リスクリバーサル」派ですか?
そういえば、幼い頃、祖父に言われていたことばを思い出した。
「自分がしてほしいことを他人にしなさい」
「自分が嫌なことは、他人にしてはいけない」 と
人芯経営論 ・・・「捨てたほうがいいもの」
新年明けましておめでとうございます。浅見淳一です。
今年が夢高く歩む一年であることを心よりお祈り申し上げます。
新年の初めのエッセイですので、役に立つことを書きたいと思います。前に情報を遮断して思索の時間を増やすことをお勧めしました。多くの人が最近はテレビ以外にネットやメールやSNSなどに多くの時間を費やしています。そうした情報に接触することが習慣化し、アクセスしなければ不安になる心理的な依存性ますます高くなっています。
私を含めテレビやSNSをやめたりする友人が増えてきました。理由は時間がもったいない、生産的創造的な時間で無いということです。やめても困ることはまったくありません。
少し前にあるメルマガの「捨てたほうがいいもの」で新聞を読まないという内容がありました。私がテレビをやめた理由とまったく同じですので、一部抜粋してご紹介します。
「新聞なんか絶対に読まない方がいい。何故、新聞を読まない方がいいかというと、大きな理由は3つある
・ 理由1
新聞の情報はほとんど役に立たない。
あなたが新聞から得る情報というのはほとんど、ほぼ100%何の役にも立たない。新聞の情報がどんな事に役立つかと言えば、まあ、“世間話”がいいところだろう。
さらに悪い事に新聞の情報は命が短い。
書いてある記事の内容で、1ヶ月後にも役立つ情報はあるだろうか?
ない。多分、1週間後に役立つ情報もない。しかもほとんど多分、明日に役立つ必要な情報もない。こんな賞味期限の短いものを持っていてもしかたない。
例えば、セールスの本を読んだとする。
そこで得た情報、知識はおそらく10年後まで役に立つ。
だったら同じ時間をつかうならこっちの方が断然よくない?
・理由2
莫大な時間の無駄。
最悪なことに新聞は毎日来る。だから読む人は毎日読む。
この“毎日少し”というのはあなたの人生にメチャメチャ強烈なインパクトをもたらす一番のものだ。
例えば毎日15分新聞を読んだとしよう。まあ、1年間300日として、75時間。
1日8時間労働としたら。丸丸9日間新聞を読み続けているのと同じだ。
読む人はこれを30年とか50年と続ける。30年続けたら、丸マル281日間新聞を読み続けるのと一緒。そしてその時間は何の役にも立っていない。
アールナイチンゲールは言った。「1日1時間ある特定の分野の本を毎日読み続ければ、3年でその分野の専門家になれる。」
それを考えると、その時間を特定の分野の本を読むことに使ったほうが絶対にいい。
・理由3
ほとんどの情報はネガティブ
新聞に載っているほとんどの情報は事故・事件・政治家の悪行・犯罪などなど。
ほとんど全てがあなたの私生活・ビジネスにおいて何の役にも立たない。
ネガティブな情報は毒だ。全て遮断する必要はないけれども何も不必要に毎日とることもない。
必要なネガティブ情報というのもある。
たとえば、あなたのビジネスで、どこが弱いとかあなたの性格でどこが良くないとか。
そういう必要なネガティブ情報というのは目的がある。それを改善するという目的のためにその情報は必要だ。でも新聞に載っているネガティブ情報、あなたにとって何の目的もない。」
以上のメルマガの意見を、僕は100%支持します。新聞は1日15分と書いてありますが、あなたがテレビやネットやSNSで使用している時間は1日どれぐらいなのでしょうか????
<余談1>
1/1の映画の日に「山本五十六」を見てきました。映画の中でのメディアを代表する新聞の立場が興味深かったです。戦時中は「日本の大勝利、勝った、勝った」の大本営の記事ばかりを書いていたのが、終戦になったとたん一夜にして「民主化が必要」などと180度違う意見の記事を書いていました。新聞といえどもその時の権力の代弁者に過ぎないという事実です。そのようなメディアの体質は、果たして戦時中だけのことなのでしょうか。
<余談2>
一年のスタートですから、それにふさわしい詩をご紹介します。「修身教授録」などの書籍で有名な森信三氏が「国民詩人」とたたえた、僕の大好きな坂村真民氏の詩です。
「鳥は飛ばねばならぬ」
鳥は飛ばねばならぬ
人は生きねばならぬ
怒涛の海を飛び行く鳥のように
混沌の世を生きねばならぬ
鳥は本能的に暗闇を突破すれば
光明の島に着くことを知っている
そのように人も
一寸先は闇でなく
光であることを知らねばならぬ
新しい年を迎えた日の朝
私に与えられた命題
鳥は飛ばねばならない
人は生きねばならない
|